【映画用語集】映画ファンなら知っておきたい映画の基礎知識【まとめ】

映画用語の解説

映画に関連する用語をまとめています。
知っているようで知らない言葉ってありますよね。この記事では、映画にまつわる用語をわかりやすくまとめています。
用語を知り、理解を深めることは、作品をより楽しむことにつながります。

ASADA
ASADA

映画ファンとしては、たくさん用語を知っておきたいですよね!
随時更新していきますので、ぜひ参考にしてください。

映画用語集

あ行

アカデミー賞

アカデミー賞とは、1927年に創立した、映画芸術科学アカデミー(The Academy of Motion Picture Arts & Science)が、優れた映画作品や、俳優、監督などを選び抜き、年に1回贈る映画賞のことです。
作品賞 ・監督賞・主演男優賞・主演女優賞 ・美術賞・撮影賞・脚色賞・歌曲賞・作曲賞 などなど…様々な分野で映画業界人に贈られる賞です。

IMDb(インターネット・ムービー・データベース)

『IMDb』とは、1990年に設立された世界中のどこからでも閲覧可能な、俳優・映画・テレビ番組・ビデオゲームに関する情報のオンラインデータベースのこと。
映画上映スケジュールや予告編をチェックできるほか、写真ギャラリーやテレビ番組の放送予定、DVDの発売情報、人気チャートの閲覧や、映画情報を共有することができ、150万本以上の映画とテレビ番組にアクセスできる便利なデータベースである。
1998年からはAmazon.comによって提供されています。

エンドロール

エンドロールとは、映画やドラマの本編終了後にその作品に携わった出演者・製作者・監督・スタッフなどの名前を列挙した一覧のことをいいます。
また、『スタッフロール』とも呼ぶこともあり、基本的に意味は同じものです。
●『エンドロール』とは、本編終了後に映し出されるパート
●『エンドクレジット』とは、本編終了後に映し出されるパート内に出演者・製作者・監督・スタッフ・制作関係情報などが列挙される部分
『エンドロール』の中に、『エンドクレジット』が入っているというイメージです。
結論、意味に大きな違いはありませんので、どの言葉を使って大丈夫です。
映画・ドラマにおいて、オープニングにキャスト・スタッフが表示される場合は、『オープニングクレジット』と呼ばれます。

映画の日

映画の日』は毎年 12月1日とされています。
1896年。日本で初めて神戸市にて、映画が一般公開されたことを記念し、1956年に日本映画連合会(現・日本映画製作者連盟)が制定した記念日となっています。
神戸市では、1896年11月25日~11月29日にかけて映画が一般公開されました。これを受けて、日本の映画の初公開として、11月25日は半端だから12月1日がキリがいいという理由から、12月1日が記念日ということになりました。

オムニバス映画

オムニバスとは、独立した作品を集め、ひとつにまとめて一作品としたものを指します。ラテン語で「すべての人のために」を意味する言葉です。
オムニバスは、前述した意味であり、映画・ドラマ・音楽CDなどの広い分野においても同じ言葉が用いられ、「オムニバス映画」「オムニバスドラマ」「オムニバスCD」のように呼ばれます。
元となる作品はそれぞれが独立していますが、一つにまとめられる際には、共通したテーマに沿っていることがほとんどです。
なぜなら、「オムニバス映画」や「オムニバスドラマ」などの作品においては、あらかじめテーマや作品の方向性を決めてから、元からオムニバス作品のひとつとして制作されていることに起因しています。

か行

カメオ出演

カメオ出演とは、作品のワンシーンに監督自身や俳優などの著名人が登場することを言います。
そもそも『カメオ』とは、大理石や貝殻などに浮き彫りを施した装飾品のことです。

一般的に『カメオ』は大きくて華やかなことから、遠くから見ても分かる、目を引く、ということからカメオ出演と呼称されるようになりました。

興行収入

興行収入とは、観覧するために入場者が興行会社(劇場)に支払う入場料の合計金額を興行収入(興収)といいます。映画の成績の指標としても用いられもします。映画以外の色々な場面でも使われます。
入場料×入場者数=興行収入
端的に言えば、チケットの売上総額です。
映画サイトのランキングでは、興行収入が使われていたり、アクセスランキングや動員数が使われています。

さ行

ジャンル

そもそも『ジャンル』とは、様々な映画を題材、テーマ、物語形式、登場人物などの共通の特徴を基準に分類したカテゴリーのことです。
アクション、SF、ホラー、コメディ、アニメーション映画などなど…がありますが、映画をジャンル分けする際の明確な定義というものが決まっているわけではありません。

作品の特徴的な要素を取り出して分類しているだけなので、分類方法も基準も人によって違ってきます
IMDb(インターネット・ムービー・データベース)では、映画のジャンルを23の基本的ジャンルに分類しています。
アクション映画、冒険映画、アニメーション映画、伝記映画、コメディ映画、犯罪映画、ドキュメンタリー映画、ドラマ映画、ファミリー映画、ファンタジー映画、フィルムノワール、歴史映画、ホラー映画、音楽、ミュージカル映画、ミステリー映画、ロマンス、SF映画、短編映画、スポーツ、スリラー映画、戦争映画、西部劇
さらには、アクション映画の中から細分化して、カーアクション、ポリスアクション、スパイアクション映画などと細かく分類されていきます。

スピンオフ

スピンオフとは、映画やドラマ作品に対して使われる場合、主に本編作品からそれに関連する別の作品が派生することを指します。
制作された作品を「派生作品」「外伝」「スピンオフ作品」と呼びます。日本ではテレビドラマや映画、漫画などの派生作品によく使われる。
スピンオフの特徴としては、本編作品の主人公ではないキャラクターを、主人公に据えた作品ということです。
本編作品の映画やドラマがヒットすると、主人公以外のキャラクターが人気になることもあります。
脇役キャラクターを主人公に据えることで、元の世界観を保ちながらも作品の新しい一面を見せたりすることで、視聴者を楽しませることが出来ます。

た行

ディレクターズカット版

ディレクターズ・カット版とは、劇場公開をされた後に再編集された作品のことです。
ハリウッド映画では映画の最終的な編集権は映画の製作者であるプロデューサーにあります。
ディレクターズ・カット版では、プロデューサーによって思いもよらない編集を行われた監督が、劇場公開されたものとは別に改めて編集した作品です。
また、日本映画では基本的には監督が編集権を持っており、劇場公開版も通常は監督が編集したものであるため、劇場公開版がディレクターズ・カット版でもあるのが本来ですが、別バージョンを発表する際にディレクターズ・カット版と称して公開やDVD、Blu-rayとして販売されることがあります。
ディレクターズ・カット版は、劇場公開の際にカットされた未公開シーンなどが追加されている場合が多数です。未公開シーンが多い作品の場合、3時間~4時間程度の作品にもなっている場合があります。

な行

ノーカット版

ノーカット版とはカットされた部分のない映画のことです。
地上波などで放映される場合、放送時間内におさめるために、シーンの削除、編集されれることがあります。
単純に時間に合わせただけの編集もあれば、暴力や性的表現などの地上波に放映するのに不適切な表現があれば、それらも削られることがあります。
そういった編集を加えず、放送されるものがノーカット版です。

は行

配給収入

『配給収入』とは、興行収入から映画館の取り分を差し引いた映画配給会社の取り分のことを言います。
映画館を所有する興行会社は、配給会社から貸与された映画の利用料金(チケット代金)を興行収入に対するパーセンテージで支払っています。
パーセンテージ率は映画上映前に契約で取り決められ、固定ではなく上映週数に応じたスライド式になっていることが多く、新作品の場合は上映開始から2週間は70%、次の3週間は60%、その後は50%と徐々に興行会社の取り分が多くなるようになっているケースが多いようです。
この率は、映画館によって異なるので、一概に前述の値が当てはまるわけではないようです。

ボディダブル

『ボディダブル』とは、映画やテレビドラマなどの主要な出演者がヌードや、派手なアクションなど特殊なシーンなどで演じることができない場合に、替え玉となりあたかもその出演者本人が演じているかのように演技をする俳優のことをいいます。
この手法はスポーツや楽器の演奏など演技に特殊な技術を要する場合や、ヌードシーンなどで多く用いられます。
また、危険な動きや複雑な動きなどを俳優の吹き替えとして顔が見えない形で演じるスタントマンもこの一種であり、その場合は「スタントダブル」と呼称される。

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